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猫屋不動産

不動産屋のブログ

パワービルダーの家

東京や大阪なんぞに行くと、普通なら1軒しか建たないような土地をうなぎの寝床のように分けて、3軒くらい建ててる家をよう見ました。
まあ、土地代が高いから仕方ないのでしょうが。

それが、まさかの猫屋の住む田舎にも、以前から同じようなのが建ちだしたのです。

猫屋の田舎よりもっと田舎でも某パワービルダーの建売が建ってますが、決算時期を迎え、大安売り。

廻ってきた資料をみると

 

「1200万円まで相談可」

 

う~~ん、凄い!
凄すぎる!

中古か?と思いましたが、残念なことに立派な新築。

 

どんなだろ?と思って現地へ。
すると既に入居してる人がいて、奥さん(ヒノキのような体型)が洗濯物を干してる。

家の外観はこの手の家のお約束通り、片流れの屋根にツートンカラーの外壁。
本人的には個性的でおしゃれ?

ていうか、この系統の家に住んでる人の子供は、宝冠(てぃあら)とか光宙 (ぴかちゅう)なんていう名前がおおいのではないかと、余計な心配してしまう。
だって、相通ずるモノがあるでしょう。

外観は個性的(?)だと思ってるんだろうけど、同じような家が固まって建ってるので全然個性的ではない。
むしろ、異質なモノとして街の景観を壊してる。

まあ、目立つのが目的ならそれも仕方ないが。

もっとすごいのが同じような個性的な外観に負けてない、無個性な内装
間取りが違うだけで後は一緒です。

外観は努力の跡が窺えるが、内装は殆ど放棄されております。

 

このような家の価値は新築というだけです。
つまり誰の手垢もついてない、まっさら。
それだけしかありません。

だから少なくとも地方では新築でなくなったら売れません。(大都会は別です)
というより売る事ができない。

何故なら殆どがオーバーローン、つまり建物価格+諸費用まで全部ローン。
だから中古での評価よりローンの残債が多い

なにより、建物に魅力がないから評価は低いのです。

 

良く考えましよう。
35坪前後の土地に27坪くらいの安普請に家。
外観が特徴的だから、遠くからでも安売りの家と解る。
家も土地も小さいから何もできない。
建替えもリフォームも金の無駄、というより建てられる家は今の家と大差ないです、狭すぎるから。(都合良く隣の家も一緒に買えるなら良いけれど)

それに老化が早い。

大手ハウスメーカーに家は築20年でもそんなに古さを感じさせませんが、パワービルダーの家は築10年で、もう見られません

 

今の日本では約820万戸の空家があります。
なのに、年90万戸が新築されています。

こんな時代、『子孫の負担(売れない)にならない資産を残す』、これが重要です。